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第2章 人間の罪

しかし人間は、創造された直後、その自由意志を用いて、創造主を否定することにつながる「ウソ」を信じることに決めてしまったのです。そのウソとは、「神様の計画や目的を放棄し、神様のみこころと異なる自分のやりたいことを優先するほうが、自分にとって最善である」という悪魔のささやきでした。聖書箇所を見る このように、人間がその創造主の存在と計画を否定する態度や行動のことを、聖書は「罪」と呼びます。

一見小さく見えた罪が世界に入ってきたことで、その後の世界は、すべてが引っくり返るほど大きな損害をこうむることになってしまいました。人間にとって、一番大きい損害は、神様を否定した心を持ってしまったために、創造主との関係が大きく崩れてしまったことです。神様は正しく、悪と妥協できない方です。人間はその神様に対して罪を犯してしまったために、神様から霊的に切り離されてしまい、その体は生きていても人間の本当の命である心は死んでしまったのです。たましいが死んだままの状態で私たちの体が死ねば、私たちの霊は永遠に神様から離れたところで存在し続ける、と聖書は教えています。聖書箇所を見る

しかし、人の罪は人間と神様との関係を崩しただけではなく、神様が人間に支配するように与えていた自然界にも影響を及ぼしました。今まで神様によってすべてが満たされていた状態から、労苦して働かないと生活できない環境を強いられ、世界の完全な秩序が乱れたことで、病気や自然災害による死も起きるようになってしまったのです。聖書箇所を見る また心が神様から切り離れてしまった結果、人間の心には空しさが生じ、意義を見出せなくなりました。そして、自然に罪を犯す性質をもち、心の目も暗くなり、真実が見えなくなりました。さらに、人間は自分の力でその罪と罪の結果を取り消す能力を持っていません。それは、風船を割った人が自分の能力で風船をもとの状態に直せないのと似ています。

創世記 2章16節~17節
神である主は、人に命じて仰せられた。「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。
しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」
創世記 3章1節~6節
さて、神である主が造られたあらゆる野の獣のうちで、蛇が一番狡猾であった。蛇は女に言った。「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはならない、と神は、ほんとうに言われたのですか。」
女は蛇に言った。「私たちは、園にある木の実を食べてよいのです。
しかし、園の中央にある木の実について、神は、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ。』と仰せになりました。」
そこで、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。
あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」
そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。それで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、夫も食べた。
ヨハネの黙示録 20章6節
この第一の復活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストとともに、千年の間王となる。
ヨハネの黙示録 20章14節
それから、死とハデスとは、火の池に投げ込まれた。これが第二の死である。
創世記 3章17節
また、アダムに仰せられた。「あなたが、妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、土地は、あなたのゆえにのろわれてしまった。あなたは、一生、苦しんで食を得なければならない。
ローマ人への手紙 5章12節
そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界にはいり、罪によって死がはいり、こうして死が全人類に広がったのと同様に、――それというのも全人類が罪を犯したからです。
ローマ人への手紙 8章22節
私たちは、被造物全体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。

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